2012年1月26日木曜日

Merchant

懐かしい話を最後にひとつ




なにかしら昼飯を食べると言うか何にするか考えるのが
億劫になってきた今日この頃の私である、ワンパターン
だが、またもや「あげたて」の天丼であるサンキュー丼を
食べました(390円也)。

ふと横をを見るとヨレたスーツを着て私と同じサンキュー丼
を食べているクタビレた格好のサラリーマンらしき人が居た
その人を見てると昔テレビだやってた志村ケンのコントを思い
出したのである・・・

今日、ちょうど定年退職をむかえた初老の男がひとり、駅前の立ち食いそば屋で一杯のそばを食べている。
エビの天ぷらが一尾のっかった一杯500円のそばだ。
男は30年も前からほぼ毎日昼休みこの店に通っているが、
一度も店員とは話したことがない。
当然、話す理由なども特にないのだが、今日
男は自然に自分と同年齢であろう店主に話しかけていた。
「おやじ、今日俺退職するんだ。」
「へぇ・・・。そうかい。」
会話はそれで途切れた。ほかに得に話題があるわけでもい。
男の退職は、今日が店を訪れる最後の日であることを表してた。
すると突然、男のどんぶりの上にエビの天ぷらがもう一尾乗せられた。
「お、おやじ、いいのかー?」
「なーに、気にすんなって」
男は泣きながらそばをたいらげた。些細な人の暖かみにふれただけだが涙が止まらなくなった。
男は退職してからもこの店に通おうと決めた。
「おやじ、お勘定!!」





「750円になります。」 ・・ (・Д・) ポカーン

0 件のコメント: